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ヴェンチュラーエンジン つづき ハイパーオリンピック2014年3月11日
8000rpm時 クランクシャフトが1秒間に133回 回るなら
カムシャフトは133÷2=66.5
1秒間に約66回 カムシャフトは回っている
だから このタペットは8000rpm時には1秒間に66回もカムシャフトによって
もぐらたたき状態になっている。
だから少しでも軽くしないと 追従しない。
だから軽量化の効果は絶大。
リフトの高いカムや回転数が高くなると バルブスプリングも強化しないと追従しない
カムシャフトが直接タペットを押してバルブを開ける
しかし バルブを閉める力はバルブスプリングだけなので
双方の相性が損なえば バルブサージングとなり
パワーを損失するだけでなく ピストンとの干渉でエンジンを傷める事もある。
高校生の時 バルブサージングを体験した事がある
ゲームセンターでハイパーオリンピックに はまった時期がありました 1984年
手で ボタンを早押しする単純なゲーム
RUN ボタンをいかに速く押せるかが 勝負の鍵
ほんと 単純
RUNは2個あるけど 2個同時に押すのも良し 1個を集中的にたたくのも良し
僕は必死で両手でたたいていました。
「おれは拳法部や拳のスピードは速いで」などと のたまいながら
必死でたたいていました(笑)
しかし 必死でたたく事がなんだか 馬鹿らしくなり
こんなの人がやる事ではない
道具を作ればいいんだ
で
製作して友人を引き連れゲームセンターに乗り込んだ
高速で上下運動する道具も考えましたが カム式を当時採用しました(笑)
模型ボートのスクリューにマブチモーターをドッキングさせた簡素な物
デモンストレーションで回してやったら 他校の生徒が 「なんや すごいな」
と見に来た
「見とけや びびるで 100m 5秒ぐらいで 走るで」
と得意気
マブチモーターは無負荷で1.5Vなら 8600rpm
しかも 3枚羽なので 3カムと同じだ
自動車のクランクシャフトが8000rpm時 カムシャフトは4000rpm
だから カムシャフトは 1秒間に66回タペットを開けたり締めたりしている。
僕の製作したプロペラ式 早たたきマシーンは
8000rpm時には8000÷60×3=399.9999
なんと1秒間に400回もボタンをたたくことができるんだ。
人間業ならどんなに速くても1秒間にボタンを連打できる回数は高橋名人で16回といわれている
このマシーンなら1秒間に400回だ!
100m5秒どころではない
僕が1秒間に10回たたいて 10秒で100mを駆け抜けていたら
400回なら 10秒÷40=0.25秒になる
100m 0.25秒?
で みんなが見る中で ゲームスタート!
え? 進まない めっちゃ遅い
みんな 大笑い
検証すると
速くたたき過ぎて ボタンが帰ってくる前に 次の羽がボタンをたたき
ボタンのスプリングが押し放しになっていたのだ。
ボタンの反発スプリングをもっと強化しないとだめだ
でも 出来るわけがない
エンジンに例えるとバルブサージングだ
と 残念な結果になったことを今でも覚えています。
その後
Nゲージのコントローラーで回転数を抑えよう
そして 羽は 1枚にしよう
でも 1枚なら バイブレーションを起こしてしまう (現代の携帯電話のバイブと同じ原理)
だったら
羽(カム)をオフセットして Nゲージのコントローラーで動かせばいい
と名案は浮かんだのですが
Nゲージのコントローラーはコンセントが必要だし
上の絵のプロペラなんて売っていないし
あきらめたのです
で 当時流行していた 定規を使用していました。
定規の材質もいろいろ試しましたよ
ハイパーオリンピックの失敗を生かし ヴェンチュラーエンジンは最強となる(笑)