ベンチュラーウォーカー
越前海岸(福井県)漁火街道 2007.8.162007年8月16日
ヴェンチュラーから車で4時間。
ここは福井県の敦賀から三国までの海岸線の越前海岸。
家族旅行の福井の旅路の帰りに、
ただ単に丸山インターから帰るのはあ まりにも面白くない。
漁火街道と名のついた日本海に沿った道路を時間をかけて走破して
敦賀インターから乗ればいいいと決め、予定よりは少々時間はかかるけ ど、
こちらのルートで帰ることにしました。おーーいい眺めだ!
越前海岸は日本海の荒波により削りとられた岩肌が奇石となり
いろいろな景色を楽しませてくれ る。
家族は車の中でぐっすり、旅の疲れを車の中で癒している。
起きろ!まだ旅は終わっていないぞ!こんなきれいないろんな景色もったいないぞ!
と何度も声 をかけたがまたすぐ寝てしまう。
まあいいか、最後は僕だけで楽しもう。この漁火街道、生まれて初めて通りました。
でも通っているうちになんだか怖いなー と思いはじめた。
約10年前に北海道でおきた豊浜トンネル崩落事故のトンネルによく似たトンネルが
いくつかある。
トンネルは山のど真ん中にあってこそ強度 的に考えると安全。
しかし海沿いの崖の端にトンネルを掘るとトンネル上部にある重量物(岩、土etc)
の重量をまともにトンネルが受けてしまう。
素人目で みてもかなり危険だ。
トンネルの構造の問題ではなく、掘る場所の問題である。
本当は海上に高速道路のように道路を作ったほうが安心。
台風のとき通行止めに すればいいんだから。
でもトンネル掘るよりコストがかかるのでしょうね。
そして越前岬の辺でなんだこりゃ!!を見つけた。
めちゃくちゃ大きな自然の岩のト ンネルだ!
すごいと思いながらまたもや家族が爆睡中だったので通り過ぎました。
あとで調べてみると、この自然の巨大なトンネルの名は呼鳥門。
以前はこの呼鳥門(自然巨大トンネル)の下を漁火街道が通っていたとのこと。
しかしこの呼鳥 門近くの海岸沿いの漁火街道で岩石崩落事故があったため
呼鳥門下を通る道路は廃止して直線的な安全なトンネルを掘りなおしたらしい。
呼鳥門もいつ崩落する かがわからないのが理由だ。
その呼鳥門付近の事故について調べてみたところ、
1989年に呼鳥門近くの玉川地区の海岸沿いの旧漁火街道で岩石の崩落により
マイクロバス乗員15人が岩の下敷きになりお亡くなりになる大惨事があったとの事。
やはりこの絶景の裏には事故が起きていたのだった。
その崩落事故のあと この漁火街道には直線的な安全な新しいトンネルが増えたらしい。
以前私は静岡に暮らしていたことがありましたが、焼津に大崩海岸道路があった。
ここも危 険。
1992年私が学校を卒業してから崩落事故がありました。
でも被害者なし。
学生時代はよく通っておりました。結論は絶景には危険が隣り合わせかな。
だから このように 別でトンネルを掘って 呼鳥門の下は通らないように
迂回工事がなされた。