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ブレーキキャリパーの話2019年2月27日
ピストンの大きさの違いがわかりますでしょうか
4ポットや6ポットなどの ピストンが多いキャリパーは
ピストンの大きさが違います
青矢印 進行方向
赤矢印 回転方向
黒丸 ピストンの大きさ
車体が進めば ブレーキローターが回転します 最初の入り込みのピストンには
もう一つのピストンに比べて ドラムブレーキほどではありませんが
倍力効果(引き込み効果)が生まれます
よって 同じ力でブレーキパッドを押さえると
ブレーキパッドが片減りするのです
だから ローターの入り込み側のピストンは小さくなります
6ポットなら 片側3個のピストンはだんだん大きくなっています
パスカルの原理で ピストンの押す力を変えています
世の中のすべてのメーカーは 当たり前のように
ピストン径は違いますが 僕はこれまで一つだけ
4ポットキャリパーで ピストンの径がみんな同じ
キャリパーを見た事があります
15年ほど前 超軽量との事で仕入れてみたら びっくり
軽い事にも びっくりしましたが
ピストン径には もっとびっくり
「あれ ピストン径がみんな同じだ? なんだこりゃ 理論上
ブレーキパッドが片減りするはずだ とりあえず装着してみよう」
で ヴェンチュラーゴルフⅡに装着してみました
案の定 超片減り
おおげさではなく
最初は大丈夫ですが ブレーキが減ってくると こんな状態になっていました
途中から ブレーキタッチが悪すぎて コーナーに突っ込めない
これなら ピストンがグニュグニョ動いて全然だめ
まあ実験としては 良かったです