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リニア 鉄道館 (名古屋) 新幹線のブレーキ2014年10月31日

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先日 名古屋のリニア鉄道館に行って来ました

 

面白かったです♪

 

 

新幹線のブレーキの進化をレポートします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

0kei

 

0系 初代新幹線のブレーキは

 

 

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車輪内にディスクブレーキが内蔵されています

キャリパーがない?

初代から200系まで テコを利用したアーム式のブレーキを採用しています。

 

 

 

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これが油圧ピストン

 

図に表すと

(汚くてすみません 鉛筆でスケッチしてみました)

 

100系しんかんせん

 

力点にある 油圧ピストンが伸びて 作用点にあるブレーキパッドではさむ構造

赤がブレーキパッド

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

300

 

 

 

 

300系からは

 

 

 

 

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ステンメッシュのブレーキラインと多ポットキャリパーが見えます

 

 

 

図に表すと

 

300kei しんかんせん7

 

 

自動車のブレーキと同じ構造になっている

 

赤がブレーキパッド 青がピストン

 

 

 

 

なぜ 変更になったのか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クリップボード01

 

左の旧式のブレーキシステムは 構成パーツが多く 重い

その上 支点 力点のリンク部に かなりのストレスがかかるのでメンテナンス頻度が多い

頻度が多ければ メンテナンス費用が膨らむ

 

 

 

右のシステムは軽量化に貢献している その上 メンテナンス頻度が少なく 費用も安くて済む

 

 

 

それと

 

RigidBody031

テコの原理よりも

 

 

 

Pascalfig

 

パスカルの原理のほうが 倍力するには 簡単で安全なのでしょう

 

 

でも

油圧ラインに熱が伝わり易いんじゃないのか?

オイル漏れ大丈夫?

 

などと 思いますが

 

熱の問題も

ピストンも断熱に優れたマテリアルを使用して

設計上全く問題ないのでしょう。

 

オイル漏れも

テコ式のリンクや稼働パーツの管理より オイル漏れ管理のほうが簡単なのでしょう

 

 

 

新幹線も 車体 モーター 足回り などすべての面で軽量化により進化してきました。

自動車も同じで 運動能力が問われる物は軽量化が永遠のテーマなんですね。

 

 

 

 

 

 

 

最近はエアーブレーキが主流になってきたと聞いていましたので

飛行機や新幹線のブレーキを開発製造している会社に勤める 学生時代の友人に電話してみました。

 

 

 

僕 「新幹線のブレーキは テコ式から車みたいな油圧キャリパーに変わってるんや 」

 

友人 「なんで 知ってんの? よく知ってるな」

 

僕  「リニア鉄道館 行ってきたんよ 最近はエアー式なん?」

 

友人  「俺は飛行機専門だから あんまり わかんねーな  飛行機はな クラッチのように 円盤が押し付けるタイプなんだ しかもフルカーボンなんだよ しかも ブレーキタッチにパイロットの注文がうるせえんだよ 細かいから開発も大変なんだよ」

 

らしい

 

動く物は面白い