ベンチュラーウォーカー
富士山 その62013年9月7日
さて 2000mの高地でがんがん攻めまくった 僕のタイヤ内空気温度は
90度になっていたとする。
そしたら 空気圧はどれだけ上がっていたのだろう?
P1×V1/T1=P×V/T
P=絶対圧力=タイヤ圧+1 V=体積 T=絶対温度=摂氏温度+273
タイヤの空気圧は上昇すれば体積も少しは大きくなりますが
VとV1は同じとしましょう
(2.22+1)/(20度+273)=(X+1)/(90度+273)
X=2.989
小学校の社会科で習った 製紙工場による汚染で有名な富士市田子の裏のヘドロ
付近(標高0m 1気圧 気温20度)でタイヤ圧を2キロに調整して
25年前 富士5合目を目指し アドバン タイプ Dで全開で峠を駆け上がった
僕のタイヤは標高2000mではタイヤ圧が3キロにもなっていたはず
3キロではコーナーリングスピードは明らかに落ちていたでしょう
2000mでは気圧が低いからエンジンパワーも著しく低下している
その上タイヤ空気圧が異常に上昇しているから
めっちゃ遅かったでしょう。
ゴルフGTIカップでは 予選時に冷間でタイヤ圧を1.8キロに調整します。
3週の予選アタックを終えて ピットに帰ってくれば 2.5キロ~2.6キロに上昇しているのです。
じゃあ 計算でいけば
(1.8キロ+1キロ)/273+20度=(X+1キロ)/273+90度
X=2.47 だいたい合ってる(笑)
ゴルフGTIカップカーのタイムが一番出るのは フロントタイヤ圧が2.5から2.6キロ
このタイヤ圧で一番いいタイムが叩きだせる タイヤ圧が2.8を越えると
タイヤの膨張により剛性はでるものの 路面とタイヤとの接地面積が減少し
横方向のグリップが極端に低下します
だから 2週目と3週目だけに気合を入れてタイムアタックをするのです。
タイヤが予選決勝でマーキングされたタイヤのみ使用が許されており
バーストやパンクではない限り 交換は出来ない
だから 予選が20分あったとしても 2週目と3週目だけなんです。
僕たちは窒素ボンベを持って行き
レースタイヤには窒素100パーセントを使用していました。
タイヤに窒素を充填すれば 乗り心地がよくなる?
空気圧が上昇しない?
燃費がよくなる?
など 耳にしますよね
本当か???
つづく・・・・・・
※物理の得意な方 計算方式を間違えていたら突っ込んでください!合ってるはず?(笑)