レース活動
ゴルフGTIカップジャパン第2戦 菅生サーキット 優勝2011年7月17日
さあ、久々に菅生にやってまいりました。
まずは昼一のプラクティス。
東北なのにめっちゃ熱い。関西とかわりません。
この暑さですと、吸気容量内の酸素密度が少なくなり、パワーが出ない
その上、路面温度が40度以上なので、タイヤのグリップ力が下がる。
ドライバーとしてはイコールコンディションなので問題ありませんが、
昨年の11月のタイムは到底更新は無理。
お昼の第一プラクティスでは昨年の2秒落ち。
3回目の気温が下がった夕方に1秒落ちのタイムまで戻してきました。
真夏を考えれば、まずまずかな?
では明日の予選に向けメンテナンス
ブレーキパッドを外すとバックプレートが曲がっていました。
やはり本日は暑いのと連続3回のプラクティスではかなり負担になったようです。
新品に交換して明日に臨みます。
男3人 合宿状態。レースしている人、女性を連れてくる方が多いようですが、
ヴェンチュラーチームは常に男のみ。硬派?
いえ、もしかしたら、ただの男好きなのかもしれません(笑)
さあ、一夜明けて、予選前の車検が終わり、予選開始。
最終コーナーでなぜかXDSの制御が大きく効き、
第2セクターのタイムが他のドライバーに比べて
非常に僕だけ悪い。
しかし第一セクターのタイムが速い為、0.4秒差でポールポジション。
なんだかしっくり来ない。
VWレース参加者専用レストランで食事しながら、
最終コーナーのことを考えておりましたが、
解決策がわかりません。そして決勝開始、 スタートに失敗して3コーナーまで後ろベタベタ。
そしてヘアピンからすこしづつ、離していき、最終では追いつかれるものの、
前半の貯金が大きいため、1週0.7秒ほどドンドン離して行き最高で5秒以上の差がついた。
しかし、暑さと前日の飲みすぎと水分不足で7週目から目まいが始まり、
ウインドウを明けて換気はしたものの、
最後はアップアップで2秒以内に追いつかれてフィニッシュ。
優勝はしたものの、危ないレースでした。 車降りたら、弱脱水症状。
いつもなら、シャンパンシャワーを高くまで飛ばすのですが、すぐがぶ飲みしました。
3年前まではアルコールが10パーセント以上のきついシャンパンでしたが、
最近はノンアルコール。
アルコール入りだったら、倒れてたかも?
次は9月のフォレスト袖ヶ浦、ここは最近できた新しいサーキット。走るのは初めて。
XDSの変な制御が起こるコーナーは無いだろうな!心配です。
XDS制御とは車体を安定させるために4輪各部に自動でブレーキ制御がかかるんです。
最終高速コーナーの立ち上がりで、僕はいつものようにクリップから
アクセル全開なんですが、
アウト側のキャリパーはブレーキ鳴きをしているのです。
もちろんブレーキなんて僕は踏んでいません。
だから立ち上がりが全く立ち上がっていかない、ハンドルを徐々に戻していくと、
制御が切れて加速していく始末。 レーシングテクニックではこの制御に立ち向かえない。
レギュレーションで制御を外す事ができないのです。 けつを出すなんてもってのほか、
けつを出した瞬間に大きな制御が働き、失速してしまいます。
学生の頃は運転と部活で、お互い別のお尻をよく出しておりましたが、
40を越えた僕と、最新の制御を、まとう車はどちらも絶対に、おしりを出してはいけません。
人間は年を取ると、落ち着いてきて、車はドンドン進化していきますね。